医療用語集

僧帽弁逸脱症

そうぼうべんいつだつしょう
Mitral valve prolapse

僧帽弁逸脱症は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が、収縮時に正常な位置から逸脱し、左心房に膨らむ状態を指す。

通常は無症状だが、重症化すると僧帽弁閉鎖不全が生じ、息切れや動悸、胸痛などの症状が現れることがある。多くの場合、経過観察で済むが、症状が進行する場合は薬物療法や手術による弁修復が必要となることがある。