医療用語集

シミター症候群

しみたーしょうこうぐん
Scimitar syndrome

シミター症候群は、まれな先天性心疾患で、右肺の肺静脈が正常な位置ではなく下大静脈に異常に接続することが特徴である。

この静脈がカーブを描いて見えるため、「シミター」(湾曲した刀)の名前がついている。肺の発育不全や心臓の右側への負担が増加し、呼吸困難や疲れやすさなどの症状が現れる。治療には手術が必要な場合があり、早期診断が予後に重要である。