上大静脈症候群は、上大静脈が腫瘍や血栓などにより圧迫され、血液の流れが障害される状態である。
これにより、顔、首、上肢に血液がうっ滞し、顔や首のむくみ、頭痛、呼吸困難、チアノーゼなどの症状が現れる。主な原因は肺癌やリンパ腫などの腫瘍性疾患で、緊急の治療が必要な場合がある。治療には、原因の除去やステント挿入などが行われる。